JUGEMテーマ:クラシック音楽
・今更音大には行けないけれど本当は音大で学びたい!!
・大人になってからでもプロを目指したい!
・音大で遊び過ぎたのでやりなおしたい!
・音楽の先生ではあるけれど教えるネタが尽きてきた!
・何も演奏しないけれど聴衆として極めたい!!
そんな幅広い層の皆様に、最大限に質の高い音楽の学びの場をご提供したい。
長い間あたためてきた思いが実を結び、ついに4月、開講しました。
先日4/14、記念すべき第1回 を無事終えました。(第1回の講師は井谷俊二先生でした)
もともと「横濱音楽塾」一本ですすめるつもりで開講したのですが、
第2回以降は、
1)『横濱音楽塾』(音楽を学びたい全ての大人対象)講師:長島達也先生(ピアニスト・指揮者)
2)『横濱音楽ゼミ』(音楽を学びたい全ての大人対象ではあるけれど音大生以上の知識を有する方推奨)
※専門用語が頻繁に出てくることもあり、音大以上の知識がある方でしたら難なくついていけるとおもいます
の2本立てで進めてまいります。
1の方が講義レベルが低いという事ではありません!むしろレベルの高いことを、
素人にもわかりやすくお伝えしていくのが「横濱音楽塾」です。
皆様それぞれのレベルで、それぞれが学んで頂ける。だから受講対象の層が広いのです♪
講師の長島達也先生は、
若いうちから国際コンクールで数々の優勝を飾り
ピアニストとして世界中を飛び回り、ソロ、オケ、室内楽
ありとあらゆるクラシック生公演を年80回近くこなしながら(この数字は驚異的です)
アメリカの音大で教え(教授としての最優秀教授賞も受賞!)
数々の国際コンクール入賞者、さらにはカーネギーホールで演奏する門下生を
19人も育成するなど、教授として確固たる地位も築かれ、
さらには指揮者としても活躍し、海外のホールで常任指揮者までつとめてきた
世界的なピアニスト・指揮者です。音楽留学でもしなければ出会えない夢のような先生です。
てはじめてに1曲、小品を録音して頂きました。
正直、この1曲でもハマります。
オーケストラとの共演もたくさんの音源がありますが
ひとまずこちらをどうぞ!!
チケットはどちらも¥2,000/1枚で、まとめて6回分購入されると¥11,000です。
6回分は「音楽塾」「音楽ゼミ」混合での組み合わせでもOKです。
お友達もお誘いあわせの上、ぜひ一度でも参加してみてください。
音楽って本当に楽しい!そして知れば知るほど、もっと楽しくなります♪
一番下に、チラシに掲載のない開催日程もご案内しています♪
**横浜音楽塾 第2〜8回までの開講スケジュール&シラバス***
第2回横濱音楽塾 2019年5月12日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『ピアノ音楽史の流れ』
講師:長島達也先生
1.バロック時代の音楽と形式:ポリフォニー(バッハ)vs ホモフォニー (スカルラッティ)
2.クラシック時代の音楽と形式:ドイツ(ベートーヴェン&ハイドン)vs オーストリア(モーツァルト)
3.ロマン派時代の音楽と形式:保守派(シューマン、ブラームス)vs リベラル派 (ショパン、リスト)
4.ナショナリズムと音楽:フランス(イベール)、ロシア(プロコフィエフ)、ハンガリー(バルトーク)
5.調性の無い音楽:アバンガードの作品 ー 今後の音楽の行方
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第3回横濱音楽塾 2019年6月9日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『バロック時代の楽曲形式』
講師:長島達也先生
1.最も基礎的な書法:AB形式とABA形式
2.バロック時代の組曲
3.フーガ技法
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第4回横濱音楽塾 2019年7月21日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『クラシック時代とそれ以降の楽曲形式』
講師:長島達也先生
1.ソナタ形式
2.変奏曲
3.ロンド形式
4.ロマン派時代の組曲
5.超絶技巧的書法
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第5回横濱音楽塾 2019年8月18日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『調性と和声』
講師:長島達也先生
1.モードとコードスケール
2. 24の平均律:?2の長調と12の短調
3.和声について
4.作曲してみよう!
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第6回横濱音楽塾 2019年9月29日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『ピアノの音色とは、ピアノの音色をどのように作るか、音色をどう使い分けるか』
講師:長島達也先生
1. ピアノの音色とは?
2. 音色の使い方
3. 音をつくる第一歩:発声練習
4. いい耳を育てる
5. 自分の声を探す
6. 頭の中で描く音色と実際の音色
7. 演奏環境が生むマジック
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第7回横濱音楽塾 2019年10月 20日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『ピアノというオーケストラを自由に操る』
講師講師::長島達也先生
1.ピアノは時にアンサンブルであり時にオーケストラである
2.器楽編成法
3.指揮法:オーケストラの楽器を知る。オーケストラの性質を知る
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第8回横濱音楽塾 2019年11月17日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『よりよい音楽家または音楽愛好家になるための道』
講師講師:長島達也先生
1. それぞれの教師の教え方・メソッドの違い、国々の伝統の違い
2. Youtubeは学生の宝
3. 名ピアニストの演奏を知る
4. 声楽、オペラ、オーケストラ、室内楽から受ける栄光は多大
5. 文学・絵画から学ぶ 6. 表現をするときのテクニック
7. 教師を理解すること、良い教師を見つけるには
8.「上手な演奏と下手な演奏」と「好きな演奏と嫌いな演奏」の違い
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「横濱音楽ゼミ」のご案内はこちらです♪
こちらは、専門用語が出てくることもあり、「音大生以上の知識を有する方推奨」です。
推奨ということであって、音大生以上でなくても、どなたでもご参加いただけます。
横濱音楽ゼミの講師は、音大で30年以上にわたり教授を勤め上げ、名誉教授となって
関東に戻ってきてホヤホヤの井谷俊二(いたにしゅんじ)先生が主に担当。
***横浜音楽ゼミ 第1〜6回までの開講スケジュール&シラバス***
第1回横濱音楽ゼミ
?2019年5月12日(日)14時開演(13:30開場)16時ごろ終演予定
?2019年5月26日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『ロマン派のピアノ音楽』
講師:井谷俊二先生
みんなが愛してやまないピアノの詩人ショパン、その美の根幹に触れるために。
ピアノ音楽が花開いた19世紀は言い換えれば個性の時代の幕開けです。
同時代のリストやシューマン、メンデルスゾーン、はたまたブラームスらとも
比較してみます。
1.ショパンの作品を例に、その美の秘密に迫ります。
2.初めての「和声」。もう一度の「和声」。
3.和声と非和声音。その綾がロマン派の特性を紡ぎだします。
4.シューマンは空想家、メンデルスゾーンは古典派?ヴィルトゥオーゾであり
ドン(首領)でもあったリスト。
5.ではブラームスは?
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第2回横濱音楽ゼミ
?2019年6月 9日(日)14時開演(13:30開場)16時ごろ終演予定
?2019年6月23日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
音楽と言葉
講師:井谷俊二先生
ドイツ語は文の始めと終わりがはっきりしていて、これはまさにカデンツといって
いいでしょう。一方のフランス語の動詞の法(modeモード)は日本語並みに入り
組んでいて、まさに貴族社会の副産物です。それらが音楽にどう投影しているでしょうか?
1.日本語と日本のうた、わたしたちの来し方。
2.西洋音楽のルーツはラテン世界からイタリアへ。
3.ピアノ音楽の2大勢力圏ドイツ、フランス。
4.ドイツ語の語感と音型のアクセント。ドイツ文法の枠構造と音楽のカデンツなど、
ドイツ歌曲などを例に講じます。
5.フランスの語感やmode(言い回し)の多様性について、シャンソンや童謡を例に講じます。
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第3回横濱音楽ゼミ
?2019年7月14日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
?2019年7月21日(日)14時開演(13:30開場)16時ごろ終演予定
「練習上手になる」
講師:井谷俊二先生
音楽という長い旅で、どこを目指すにしても、どこから始めるにしても、
目的地に至る道はただひとつ、それは「練習」です。ピアノ指導法やその導入指導法も
古くから語られ目されています。愛読書であるドイツの名ピアニストA・フォルデスの
著作に加えて、コーチング先進国アメリカの「今の」練習法〜Artful Practice〜の一部を紹介します。
1.準備します。
2.深く練習します。
3.恐れずに演奏したいです。
4.暗譜するということ。
5.ステージは自己解放の場。わたしのドイツでの恩師は演奏会の日は必ず
“Freuen Sie sich !” (喜びたまえ)と励ましてくれました。
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第4回横濱音楽ゼミ
2019年8月18日(日)14:00開演(13:30開場)16時ごろ終演予定
講師:井谷俊二先生
シラバス準備中
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第5回横濱音楽ゼミ
2019年9月22日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
講師:井谷俊二先生
シラバス準備中
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会場:ピアノクリニックヨコヤマ ショールーム
横浜市旭区柏町27-10 (相鉄いずみ野線 南万騎が原駅より徒歩3分)
チケット:個別チケット¥2,000
6回分チケット¥11,000(組み合わせ自由)
お申込みはこちら⇒お申込みフォーム
※開催回、イベント日を必ず入力いただきますようお願いします
****************************************************
お申込みの流れ:
メール or TEL頂く⇒チケットお振込みについてご案内します⇒入金完了をもってお申込み完了
チケットは当日渡しか郵送(郵送の場合別途¥200いただきます)
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JUGEMテーマ:クラシック音楽
って・・・
誰かに言ってほしくて(._.)
開講までまだあと2週間以上。
もう待ちきれなくなりました。
なので今回だけは、自分で言わせてください。
こんな可愛いチケット・・・・見たことないです❤❤
聴講手形です!!
使用後にも”しおり”として活用頂けたりなんてしたら・・・
それはもう、嬉しすぎて涙なしには見られません!( ノД`)
*****
本気で音楽を学びたい大人を対象に、この4月に開講することとなった
横濱音楽塾。
今年で開講20周年となるリシュモア音楽教室(ピアノクリニックヨコヤマ運営)が
遠方各地から通ってくださっている多くの生徒さんや
調律先で出会う全国のお客さま、
そして全国各地のピアノの先生たちの「声」を聴いて
長きにわたり温め続けてきたプロジェクト。
最大限に質の高い音楽の学びの場を、
・今更音大には行けないけれど本当は音大で学びたい
・大人になってからでもプロを目指したい
・音大で遊び過ぎたのでやりなおしたい
・音楽の先生ではあるけれど教えるネタが尽きてきた
・何も演奏しないけれど聴衆として極めたい
等といった大人の皆さんに、幅広く提供させて頂きたい。
そんな一途な想いが、素晴らしい音楽家たちとの出会いによって
ついに現実のものとなりました。
是非ともご興味のあるお友達お誘いあわせの上
たくさんのお申込みを頂けますと幸いです。
月1回ぺースで開催する、大人のための音楽塾です。
もちろん、未就学児でなければ参加は可能♪
ただし一般的な場合で言えば、高校生以上が対象です。
講師は、演奏家として、また音大教授として世界的な活躍をしてきた、
アメリカから帰国してホヤホヤの長島達也(ながしまたつや)先生と、
音大で30年以上にわたり教授を勤め上げ、名誉教授となって
関東に戻ってきてホヤホヤの井谷俊二(いたにしゅんじ)先生と、
そして、時にはクラシック音楽シーンで活躍している
外部の先生たちを招いて開催します。
****横浜音楽塾 第1〜6回までの開講スケジュール&シラバス*****
第1回 2019年4月14日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
音楽のしくみ 入門編〜 ベートーヴェン・古典派のマイスターの作曲技法から
講師:井谷俊二先生
ウィーン古典派の作品群は職人芸 (Kunstwerke des Meisters)、マイスターのたまもの。
そしてピアノによる再現はそれらの再構築と共感。感じて理解して、が同時進行します。
その秘密を解き明かします。
1.音楽が語るものを読み解く法。動機と楽節(フレーズ)の理解。
2.音楽の「横」の要素=旋律と、楽節の2つのパターン。
3.「縦」の要素=ハーモニー。
4.ベートーヴェンら古典派のマイスターたちの作曲技法。
5.マイスターのたまものを、演奏者はどう表現するか。
第2回 2019年5月12日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
ロマン派のピアノ音楽
講師:井谷俊二先生
みんなが愛してやまないピアノの詩人ショパン、その美の根幹に触れるために。
ピアノ音楽が花開いた19世紀は言い換えれば個性の時代の幕開けです。
同時代のリストやシューマン、メンデルスゾーン、はたまたブラームスらとも
比較してみます。
1.ショパンの作品を例に、その美の秘密に迫ります。
2.初めての「和声」。もう一度の「和声」。
3.和声と非和声音。その綾がロマン派の特性を紡ぎだします。
4.シューマンは空想家、メンデルスゾーンは古典派?ヴィルトゥオーゾであり
ドン(首領)でもあったリスト。
5.ではブラームスは?
第3回 2019年6月9日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
音楽と言葉
講師:井谷俊二先生
ドイツ語は文の始めと終わりがはっきりしていて、これはまさにカデンツといって
いいでしょう。一方のフランス語の動詞の法(modeモード)は日本語並みに入り
組んでいて、まさに貴族社会の副産物です。それらが音楽にどう投影しているでしょうか?
1.日本語と日本のうた、わたしたちの来し方。
2.西洋音楽のルーツはラテン世界からイタリアへ。
3.ピアノ音楽の2大勢力圏ドイツ、フランス。
4.ドイツ語の語感と音型のアクセント。ドイツ文法の枠構造と音楽のカデンツなど、
ドイツ歌曲などを例に講じます。
5.フランスの語感やmode(言い回し)の多様性について、シャンソンや童謡を例に講じます。
第4回 2019年7月21日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
「練習上手になる」
講師:井谷俊二先生
音楽という長い旅で、どこを目指すにしても、どこから始めるにしても、
目的地に至る道はただひとつ、それは「練習」です。ピアノ指導法やその導入指導法も
古くから語られ目されています。愛読書であるドイツの名ピアニストA・フォルデスの
著作に加えて、コーチング先進国アメリカの「今の」練習法〜Artful Practice〜の一部を紹介します。
1.準備します。
2.深く練習します。
3.恐れずに演奏したいです。
4.暗譜するということ。
5.ステージは自己解放の場。わたしのドイツでの恩師は演奏会の日は必ず
“Freuen Sie sich !” (喜びたまえ)と励ましてくれました。
第5回 2019年8月18日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『ピアノの音色とは。音色をどのように作るか、どう使い分けるか』
講師:長島達也先生
1. ピアノの音色とは?
2. 音色の使い方
3. 音をつくる第一歩:発声練習
4. いい耳を育てる 5. 自分の声を探す
6. 頭の中で描く音色と実際の音色
7. 演奏環境が生むマジック
第6回 2019年9月29日(日)10時開演(9:30開場)12時ごろ終演予定
『よりよい音楽家または音楽愛好家になるための道』
講師講師::長島達也先生
1. それぞれの教師の教え方・メソッドの違い、国々の伝統の違い
2. Youtubeは学生の宝
3. 名ピアニストの演奏を知る
4. 声楽、オペラ、オーケストラ、室内楽から受ける栄光は多大
5. 文学・絵画から学ぶ 6. 表現をするときのテクニック
7. 教師を理解すること、良い教師を見つけるには
8.「上手な演奏と下手な演奏」と「好きな演奏と嫌いな演奏」の違い
**************************************************
会場:ピアノクリニックヨコヤマ ショールーム
横浜市旭区柏町27-10 (相鉄いずみ野線 南万騎が原駅より徒歩3分)
チケット:個別チケット¥2000/1回分 6回通しチケット¥11,000/6回分
お申込みはこちら⇒お申込みフォーム
※開催回、イベント日を必ず入力いただきますようお願いします
ちなみにですが・・・
開講に先立ちまして、井谷俊二先生、長島達也先生の無料レクチャーコンサートを
開催します。両日とも残席わずかです。
詳細はコチラをクリックでご覧いただけます♪
⇒4/7(日)長島達也先生によるレクチャーコンサート(無料開催)
⇒4/27(土)井谷俊二先生によるレクチャーコンサート(無料開催)※全4回シリーズのラスト
それでは、クラシック音楽が大好きな皆様と一緒に
実りある豊かな時間を過ごさせて頂ける時を心より楽しみにしています♪
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JUGEMテーマ:ピアノ
昨年夏ごろだったでしょうか。
代表の横山ペテロが、Bluthner モデル1 フルコンサートグランド
の発注をしたとき、ブリュートナー社長は言いました。
「Bluthnerフルコンサートグランドの、ウォルナットの、しかも艶消しは
我々にとって初めての挑戦だ!!!」
創業150年以上になるわけですから、創業以来初かどうかは定かではありません。
けれども、少なくとも今世紀初となるのは間違いないようです。
一応、今年8月到着予定ではありましたが、
なんとなく8月完成は厳しそうな模様・・・
一番奥が、シーズニング中のモデル1です。
自然の環境の中でねかせて、木が自然に変化してくれるのをただひたすら待つのです。
ここまでくるのに、何か月かかったことか。
バラバラだった木材が、こんな風にピアノの形になって・・・
だんだんと、見覚えのある形になっていき・・・
でもズームアップしてみると、
内リム、響板、柱などを貼り合わせた端は、木材がはみ出てでこぼこ。
ムキムキマッチョのピアノ技術者たちが3人掛かりで
汗吹き出しながら、渾身の力で、端を綺麗に仕上げているところです。
実は、右側の緑の機械には、回転している刃物がついています。
大きな台の上で、ピアノ本体を3人で滑らせながら、
回転している刃物で端をそぎ落としていきます。
ものすごい力が必要なだけでなく、非常に危険な作業です。
ほらこのとおり!ツルツルに仕上がりました。
これで外リムをつけられます。
思い起こせば、モデル10がはじめて入荷したとき、その響きのすばらしさに、
感動で胸が打ち震えました。
モデル6が初めて入荷したとき、信じ難いほどの極上の響きと
豊かな音色の変化に、ここは天国かと思いました。
モデル4が初めて入荷したとき、あまりの驚きで声も出ませんでした。
もはやピアノではなく、オーケストラでした。
響き、音色、その全てが「ピアノ」を超えていました。
フルコンサートグランドというのは、どのメーカーもそうだと思いますが
そのメーカーの全てが凝縮された、最高のモデルです。
いままで以上の感動、今まで以上の、宇宙スケールの感動が存在するとしたら、
それは、どんな度肝を抜くような音色なのでしょうか。。。
指折り数えて、彼を待つ日々です。
(グランドピアノは、男性名詞だそうです。
でもアップライトピアノは、女性じゃなく、中性名詞だそうです・・・
ドイツ語ハードル高っ!!)
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JUGEMテーマ:調律
こんにちは! naotiです!
事前にWEBでお知らせするはずが・・・うっかりしておりました!
今まさに、当店ピアノ調律師の塩田勇太が、関西方面の調律に伺っております。
滋賀県からはじまり、大阪府松原市、兵庫県西宮市、芦屋市、神戸市、京都、奈良など
あちこちまわっているところです!!
ちなみにこの写真、当店WEBのスタッフ紹介の写真と異なりますが・・
実はプロのカメラマンに撮影して頂いたのです!
この時(リンクをご覧ください♪)に、どさくさに紛れて!
あぁ。。私も撮ってもらうんだった・・・と、心の底から後悔したのを覚えております。
話は戻って・・・
6月13日からは、調律師の只木瑠真が、東北方面の調律に伺います。
福島県、新潟、秋田、岩手、宮城などをまわり、帰りに群馬県高崎市でラストの仕事をして
戻る予定です♪♪
そういえば・・・
ピアノ技術者にとって、出張中の空き時間の楽しみといえば、ご当地グルメ♪♪と
いつだったか、スタッフの誰かが話していました。
以前津久井も、大阪でたこ焼きを食べて、関東のたこ焼きと別物!!と大感激しておりました。
横山も、「出汁につけて食べるたこやきが絶品だった」(⇒たこ焼きでなく、明石焼きです)と
熱く語っていたことがありました。
フレンドリーな大阪の人たちと電車内でおしゃべりして、仲良くなったり、
通りすがりのおばあちゃんに、重そうなスーツケースをみて中身を尋ねられたり・・・
横浜ではなかなか体験できないことが地元ではたくさんあるらしく、
それがまた、とても新鮮で面白いらしく・・・
出張経験のない私には、とても羨ましい話でした。
このような体験ができるのも、日本全国に、私共の音作りを必要としてくださっているお客様が
いらっしゃるからこそです!!
本当に、本当に、有難いことです。m(_ _)m
今回も遠方各地で、お客様と、お客様の大切なピアノたちに会えるのを
二人とも心から楽しみにしています!!
横浜から遠方にお住まいで、まだ当店の調律をお試しになったことがなく、
うちは遠いから無理よね・・・と諦めていらっしゃる方、
是非一度お問合せください♪
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JUGEMテーマ:調律
いまさら自己紹介するのも変なのですが・・・
初めてご覧頂く方がいらっしゃることを願って、念のため自己紹介です!
ピアノクリニックヨコヤマは、横浜市郊外の南万騎が原という駅からすぐのところにある、
小さなピアノショールームです。
ピアノ修理、調律、買取り、防音室、運送など、ピアノの事なら何でも承っているお店です。
ショールームには、日本ではなかなか目にすることのない様々な一流メーカーのピアノ
(ヨーロッパでの認知度・人気ともに高いにも関わらず日本ではあまり知られていないメーカー等)を
常に展示しており、週末になるといつも、遠方各地からご来店頂いております。
とくにピアノ調律・調整では世界的にも高い評価を頂き、
小さなお店ながら、世界四大メーカーのブリュートナー社から任命を受けて
ブリュートナーの日本輸入総代理店も任されています。
日本の調律学校で教わる音の聴き方・やり方ではなく、
ヨーロッパで伝統的に行われている音の聴き方・ピアノ技術でもって
ピアノを調整・調律しています。
見違えるように、タッチによって音色を変えられるようになり、
音が気持ちよく伸び、ふくらみが出て、まったく別のピアノのように
歌い始めます。同じピアノが、調整・調律でここまで違うの?!と
最初は皆様驚かれます。
本当に、全くといっていいほど、
出てくる音が違います。
この調律を求めて、私共は全国からお客様のご依頼を受け、
年に何度か全国各地に出張して、本場ヨーロッパの音色をお届けしております。
これまで、とくにWEB掲載したことはなかったのですが、
「どんな風に、年に何回来られて、どうやって申し込めば良いのですか?」
というお問合せが増えてきたため、
当店の遠方調律についてご案内させていただきます。
実はちょうど今、3週間ほどの遠方調律(九州〜中四国〜関西〜愛知)に
お伺いしているところで、もうすぐ戻ってまいります。
遠方出張の1か月前ぐらいに、このようなお葉書を
ご希望のお客様&いつもお伺いしている皆様にお送りしています。
お客様からご希望日程のお電話を頂き、
それに基づいて、日程を組んでいきます。
出張料は、各地でまとめて調律にお伺いすることで、一律(九州でも北海道でも)
¥8,000を頂いております。
詳しい技術料金はこちらをご覧ください⇒ピアノクリニックヨコヤマ技術料金表
ただし、コンサートなどで一人のお客様のためだけにお伺いする場合は
交通費、宿泊費の実費を頂いおります。
もう少し早くこのご案内を出せばよかったのですが、
次回からは、毎回ハガキを送るのと同時に
このお葉書を掲載するようにしたいと思います。
実は今回もそうするつもりだったのですが、
すっかり忘れておりました。
事前にご連絡先をお伺いできましたら、
お葉書を発送しますので、ご希望の方はご連絡いただければと思います。
今回の遠方出張は津久井がお伺いしましたが、
代表の横山がお伺いすることもございます。
遠方各地の皆様と素敵な音色との出会いを楽しみにしております♪
お気軽にお問合せください。
急遽決定斎藤龍さんミニコンサート
明後日10月8日(日)16時
当店音楽教室にて
人気ピアニスト斎藤龍さんのミニコンサート(無料)が急遽決定いたしました
プログラムは
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第32番 ハ短調 op.111
シューベルト:
ピアノソナタ第21番 変ロ長調 D960
です。
どちらも両作曲家が最後に遺したピアノソナタで、集大成ともいえる大作です
無料での開催となりますので、ぜひぜひお越しください。
ご予定が空いている方はラッキーです
■斎藤龍 ミニコンサート
日時:2017年10月8日(日)16時開演(15時半開場)
会場:ピアノクリニックヨコヤマ修理工房 ・リシュモア音楽教室1F
横浜市旭区柏町96-6
(相鉄いずみ野線 南万騎が原駅より徒歩4分)
入場料:無料(ご予約不要)
使用ピアノ:スタインウェイ フルコンサートグランドピアノ
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ちなみに・・・
ピアノクリニックヨコヤマが今年開催するコンサート、イベント情報は
当店WEBで公開しております。
突然現れるイベントもありますので、たまに見にいらしてください♪
JUGEMテーマ:調律
思い起こせば、今までこのような場で紹介させて頂いたことがありませんでした。
お問合せを頂いた方だけにご案内してまいりました。
・どこの調律学校に行くべきか迷っている
・入学した調律学校に不満がある
・調律学校を卒業したが就職できない
などなど、調律師になりたい若者たち!!にお読み頂けたらと思います。
ピアノクリニックヨコヤマでは、
「当店で調律師として働きたい!」「でも採用レベルに至らない!」という方のために
技術研修生の受け入れを行っています。
どなたでも♪というわけではなく、当店の実技試験と面接に合格された方が対象です。
様々な業務に実際に関わっていく中で、OJT(仕事を通じてトレーニングする育成方法)のように技術を学んで頂くことが出来ます。
調律学校ですと技術を学ぶのに授業料がかかりますが、授業料は頂いておりません。
もちろん当店からの給与もございません
アルバイトをしながら研修生として頑張る方もいらっしゃれば、
貯金を切り崩しながら、研修生に専念される方、
ご両親の援助で、学生の延長として研修生をされる方など、
年齢や境遇によって、取り組み方は様々です。
研修生の一番のメリットは、実際の業務を体験する中で学びますので、
机上の学びでなく、実際の生きた技術を学べることです。
個々のお宅で弾き込まれたピアノは、教材としてあてがわれたピアノとは全く別ものです。
調律学校を卒業したからといって、すぐに調律師として活躍できるかというと
それは限りなく"無理”に近い話と思っておいた方が良いと思います
それは他のあらゆる仕事も同じだと思いますが、
技術職なのでなおさら、そう簡単にはいかないものです。
調律師として実際に仕事ができるようになるか否かは、
卒業後、いかに努力できるかにかかっています。
そういった場を、技術研修生受け入れという形で提供させて頂いているのです。
実際、研修生から当店の社員になれるのか。
もちろん、研修生から正社員に昇格して、今も当店技術者として在籍しているスタッフは居ります。
けれども、そのようなケースは極めて少ないです。
実際、ピアノ技術者の仕事はかなりの体力、精神力、忍耐力が必要で、
非常に厳しい仕事です。
ですので、大体すぐにやめてしまわれるのです。
以前、有名なバランスエンジニア(大雑把な表現で申し訳ないですが、録音に携わる職の中で頂点の仕事をされる人)
の方とお話する機会があり、彼も同じことを話されていました。
専門学校でわざわざ音響関連を学んだ若者たちを毎年50名近く採用して、
5年後も残っている人が1人いたらいい方なのだそうです。
技術というのは、ひたすら練習を積んで、身体、五感に叩き込んでいくものです。
なかなか身につくものではなく、いつまでたってもうまくならない気がして
多くの人は道半ばで諦めてしまわれるのです。
その気持ちもよく理解できる程、本当に厳しい世界です。
ですから、当店でも、採用できるレベルに至るまで頑張れる人が殆どいらっしゃいませんでした。
当店が求める技術レベルは、とても高いです。
当店のお客様が求められているレベルが非常に高いからです。
代表の横山がそうだったように、真のピアノ技術者として多くのお客様に喜んでいただける
技術をものにするためには、時には何かを捨てたり、犠牲にしたりしてでも
人生をかけて、なりふり構わず一途にやっていこうという覚悟がなければ
なかなか難しいと思います。(→横山の辿った道のりをほんの少し垣間見ることが出来る
ブログはこちら)
中には、「今やっている仕事の他に、念のため手に職を付けておいた方が良いと思って・・・」と、
片手間に調律を学ぼうとされる方もいらっしゃいます。
けれども、正直なところ、
技術職というのは、片手間に身につけられるほど生易しいものではありません。
中には、せっかく厳しい試練を乗り越えて社員になっても、
すぐにやめてしまう人もいらっしゃいました。
社員になっても、すぐに調律の仕事に行かせてもらえるわけではないからです。
そういう厳しい世界です。
技術の習得というのは、2年や3年でできるものではありません。
当店代表の横山は、23歳で調律師になりましたが、50歳半ばを過ぎた今でも、常に学ぶ姿勢を持ち続けています。
生涯、学ぶ気持ちを持ち続けるだけの情熱がなければ、真の技術者とは言えないのかもしれません。
技術の習得には終わりがないのです。
自分が技術者という仕事に向いているかどうか、
まずはそこを見極めてから、飛び込んだ方が良いです。
・音楽を愛する熱い想いがありますか? ← ※これがいちばん重要!※
・人並み以上の体力はありますか?
・人並み以上の精神力、忍耐力はありますか?
・仕事にロマンを求めますか?
・全てをなげうってでも技術をがむしゃらに学びたいという情熱がありますか
もうひとつ、正直なところをお話しますと・・・
調律学校で1年や2年学んだところで、実務では使えない!ぐらいに
覚悟されておいた方が良いと思います。
例外はあります。
大手楽器店が母体の調律学校の場合は、唯一、
・必要な授業時間がしっかり確保されている
・自社で採用する人材を本気で育てているので必要な教育をきちんとしてくれる
ということもあり、運営母体の楽器店で働くのに必要な技術は学べます。
実際、運営母体の楽器店で就職できれば、すぐに調律師としてのスタートを切ることが出来ます。
ただし、ピアノクリニックヨコヤマのスタッフが持ち合わせているような、
建築でいう「宮大工」のような技術を身につけようと思ったら、
横山のように、ピアノの伝統があるヨーロッパの工房などで本場の技術者に学ぶなど
調律学校卒業後、実際に調律師として働くようになった後にも
何十年もかけて学び、練習を重ね、研鑽を積んで身につけるしかありません。
ましてや、調律学校の社会人コース等に通って片手間で調律師になって活躍しよう!と思われている方が
いらっしゃったら、それは少々甘い話かもしれないと、頭の片隅に疑問符を持っておかれた方が
良いかもしれません。
美容師でも、左官でも、寿司職人でも、他のどんな技術であっても、
片手間で、短期間にラクラク習得できる技術というのを聞いたことがありません。
調律も同じで、あくまでも、趣味レベルで、ピアノの中まで触れるようになる(触っても壊すようなことはなくなる!)
ぐらいに思っておかれた方が、後々になって落胆されることがないと思います。
さて・・・
世の中には多くの調律学校があります。
設備だけ立派であるものの、あまりにも授業時間が少なく、授業内容も驚くほどお粗末で、
挙句の果てに講師は実務経験がなく、そこの調律学校を卒業してすぐに先生になっている先生ばかりという
驚くべき学校が多く存在することも事実です。
大金を支払って、人生の貴重な2年間、一体何を学べたのかと
問いたくなるような悲惨な現状にも、沢山接してきました。
どんな高級食材を使っても、調理技術がなければマズイ料理になるのと同じで、
どんな設備が立派で、校舎がしっかりしていても、教える講師が未熟では意味がありません。
調律学校は、設備ありきではありません。
どんな先生(技術者)に教えてもらえるのか。そこに尽きます。設備は二の次です。
また、一般企業への就職とは違って、技術職は技術があれば就職できます。
「○○調律学校卒業」という学歴は重要ではありません。
「○○さんという技術者のもとで3年修行をしました」の方が、実際強い傾向があります。
ちなみに当店で通用するのは、
「本場ヨーロッパから帰国された音楽家にご満足頂ける技術を持つ技術者」です。
それさえあれば、どこの調律学校を卒業されたか、どんな師匠について学んできたか等の経歴は全く関係ありません。
最後に、当店が受け入れている調律研修生は、学生とは違います。
「さぁ皆さん、こんどはハンマーを削りますよ!こちらに見に来てください〜」
と学校のように教えてもらえると思っていたら、それは100%ナイです!!
能動的に動いて、自分でみにきて、マネをして、自由に学んでください!
という場所です。
ここは職場で、みんな仕事をしています。
学生気分のままで来てしまうと、そこを勘違いして、「なにも教えてもらえない」「ヒドイ!」
なんていうことになってしまいます。
どんなに普段優しい津久井(当店技術主任)でさえ、
「おいでおいで♪今から張弦やるよ」なんて声を掛けてくれません。
積極的に学ぼうとしなければ、目の前にある宝の山のような知識と技術に気付きもしないまま、
終わってしまいます。
必死に学びたい一心で、必死に頑張っていれば、そのうち技術者が
「コレもやってみるか」と、新たなステップへと引き上げてくれるように
自然となっていくものです。
そんな・・・厳しい世界に飛び込む勇気のある若者を
私たちは待っています!!
調律研修生に興味のある方、まずは一度、
当店に遊びにいらしてください(要予約です!)♪
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こんばんは!tsukusanです
いよいよ明日
イエルク・デームス ベートーヴェンピアノソナタ第31番レクチャーコンサート
いや〜楽しみですね〜
現在ショールームでは会場作りのためにピアノを運送屋さんに運んで頂いているところです
ラップで丁寧にぐるぐる巻いています
普段はピアノで一杯になっているショールームが、
イベントの時だけはすっからかんになります
もちろん当日はお客様で埋め尽くされます
通訳は毎年夏にデームス氏の別荘で行われるマスタークラスでも通訳を務めている大井美佳さんです
世界の巨匠によるベートーヴェンピアノソナタのレクチャー
こんな機会はめったにありません
どんなレクチャーになるのか、tsukusanもワクワクしています
このレクチャーを聞けば、ベートーヴェンの他の作品はもちろん、
すべての作曲家の音楽がより楽しめるようになるのではないかと思います
以前バッハ平均律レクチャーの際にも、後日お客様より、
「自分はピアノは弾くより聴くことの方が圧倒的に多いのだけれど、バッハのレクチャーを聴いてから音楽を聴くのが以前よりもずっと面白くなり、聴き飽きていてもう聴かないであろうと思っていたCDが今は面白くて仕方がない!」
というお声を頂きました
音楽は演奏するのも楽しいですが、聴くのももちろん楽しいですよね
それがさらに深いところで楽しめるようになるかもしれません
色々なご予定があるとは思いますが、
この機会を逃すと次はいつになるかわかりませんよっ
・・・tsukusan熱くなってしまいました
明日のレクチャーのチケットは残りわずかですが、
まだございます
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、開演前までにご連絡ください
0120−747−442
(有)ピアノクリニックヨコヤマまでご連絡ください
一人でも多くの方にこのような貴重なレクチャーを聴いて頂ければと思います
ではでは明日、お待ちしております
JUGEMテーマ:ピアノ
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こんばんは!tsukusanです
先日お客様より「調律師ってどうやったらなれるんですか?」というご質問を頂きました
ピアノ調律師さん小説「羊と鋼の森」の影響か、よくこのご質問を聞かれるようになった気がします
しかもこの「羊と鋼の森」、2018年に映画化されるそうでさて、そうなったらよりたくさん聞かれそうですね
さて、調律師になるにはまず専門学校に入ります
一般的な専門学校は2年間、メーカーの専門学校は1年間通うことになります
これらの学校を卒業して、どこかの楽器店なり工房に就職というのが一般的な調律師への道です
学校へ入ると、まずは部品の名前と道具の名前を覚えることから始まり(入学前に資料が渡されて事前に覚える場合もあります)、ピアノの開け方から練習します
そして調律の基礎中の基礎であり、そして最も奥が深いユニゾン(同じ音の弦同士を合わせる工程で、調律師はユニゾンから始まりユニゾンに終わると言ったりします)から学びます
タッチの調整のためのメカニックの調整なども学ぶのですが、調律と一緒でとにかく地味な作業をひたすら反復練習して体に覚え込ませます
そして最終的にはある程度音が狂ったピアノを決められた時間で調律するという試験をクリアすれば卒業です
よくお客様から聞かれるのは「学校出たら1人前なんですか?」ですが、
そうではありません
他の職種、例えば料理人(調理師)の専門学校に通って卒業したとして、その人はすぐに自分のお店を持って1人前に仕事をすることは出来るでしょうか
美容師などもそうですね
美容院に入ってから最初はずっとシャンプーで慣れてきたらブロー、カットまでの道のりは短くはないものだと思います
これと同じで調律師も学校で学ぶものは基礎中の基礎で、学校を卒業してようやくスタート地点に立つ資格が得られるという感じです
あと、「小さい頃からピアノを長く習っている」とか「音大のピアノ科を出ている」という事は調律学校で基礎を学ぶ上ではほとんどアドバンテージにはなりません
もちろん上手に弾けるに越したことはありませんが、学び始めのうちは特に演奏することと調律することは全く別のジャンルなんだなと思ったことを覚えています
そして何よりも1番大切なことはピアノと音楽が好きなこと
手に職系の仕事は大体共通していると思うのですが、結局ここにたどり着きます
楽しいことばかりではなく、つまらない単純作業もありますし、上手くいかない時もたくさんありますが、
そんな時間を楽しめるかどうかが大事だと思いますし、楽しいと感じるのであればその人は調律師に向いているという事になるでしょう
調律師になろうか迷っている人は、専門学校に足を運んだり実際に調律師さんに会って話を聞いたりするといいですよ
調律に伺った際にはご遠慮なく何でも聞いてくださいね
tsukusanでした
JUGEMテーマ:調律
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着々とビデオレコーディングが進んでいます
クラヴィコードではバッハです
このクラヴィコードもなかなか苦労しました
クラヴィコードは打鍵の強さで音量だけではなく音程も変化するので良い勉強になりました
そしてブリュートナーです
ブリュートナーではデームス氏自作の曲
なんか嬉しいですね
デームス氏もご機嫌です
録音技師さんは相変わらず外で編集作業を進めています
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こんばんは!tsukusanです
先日お店で作業中にアルゲリッチの話題になり、
オススメのCD発見しました
シューマンのファンタジーです
これを聴いてアルゲリッチのイメージががらりと変わりました
アルゲリッチのシューマンファンタジーは、完全にオーケストラですね
団員はもちろん、聴いていると指揮者まで見えてきます
また調律も素晴らしい
調律師さんにも是非聴いて頂きたいCDですね
そういえば、以前調律のお客様と「中古CD屋さんに行った時にどんなCDを買うか」についての話で盛り上がりました
tsukusanはピアノのCDを買う場合には、もちろん好きなピアニストや作曲家でも探すのですが、大事な要素がもう1つ
ジャケットの裏面を見て、
調律師さんの名前が入っているかを確認します
あるいはピアノの年代が入っているかも見ます
これらが記載されていると、良い音の録音の確立が高いような気がします
パスカル・ロジェやスティーブン・ハフのCDはどれも素晴らしい調律で録音されています
是非聴いてみてください
JUGEMテーマ:ピアノ
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マスタークラスの最中には生徒さんたちによる教会コンサートがありました
気持ち良い青空ですね〜
お庭もきれい
中に入ると・・・
美しい教会です
ピアノはチェコ製のレスラー
教会の響きもあって音は最高です
どんな音楽ホールよりもtsukusanは教会の音響が大好きです
生徒さんたちの前にデームス氏も演奏します
フランクの曲を弾いたのですが、それはもう感動的な演奏で涙を流しているお客さんがたくさんいらっしゃいました
写真はリハーサル中
デームス氏は本番が始まるギリギリの時間まで生徒さんたちにレッスンします
お客さんが入ってきていても構わずレッスン
怒鳴り声なども教会中に響き渡ります・・・
コンサート後にデームス氏と調律師2人で撮りました
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先日、友人が出演するミュージカルを見にTBS赤坂ACTセンターへ行ってきました
「花・虞美人」
久しぶりにクラシック以外のこういったイベントへ行ってきましたよ
レミゼ以来かな〜
いや〜楽しんだ
音楽も良く、今も頭の中で流れています
舞台を見終わった時って、
その物語の後に登場人物たちはどうやって生きていくのかなあと思っちゃいます
映画だとあんまりこうは思わないので不思議です
鳳稀かなめさんの歌声ももちろんすごかったのですが、
何よりもオーラ
出てきた瞬間、舞台上にヒナゲシの花が咲く・・・
さすがでした
「花・虞美人」
オススメです
超新星のユナクさんの演技にも感動しました
ユナクさんは愛知大学のご出身だそうです
お花もたくさんです
かなめさんのお花は階段から廊下からずら〜〜〜〜っと並んでいました
これもさすがです
真実の愛か、重い恩義か。
ふたりの男に愛され、選んだのは・・・!
是非是非見に行ってみてください
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Bach zimmer のさらに横の部屋
これドアだったの
という入り口から入るとそこにもピアノが
ベーゼンドルファーの推定1850年くらいのピアノです
1800年くらい製造のUPもあります
下の写真はパネルを外しております
この2台も撮影&録音のために徹夜で修理と調整をしました
何回ピアノの椅子に座っていて気付いたら朝だったか覚えていません
とにかく楽しくて一度どかんと疲労がきましたが、基本的には寝不足でも元気でした
下の2枚も調律師さんが見たらテンション上がります
今のアクション(音が出るからくり部分)とは少しずつ構造が違います
ただこれでもこの山荘の中では現代ピアノ
ちなみに上の2枚のピアノのアクションは現代ピアノとは構造が全く違い、かなり苦労しました
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こんにちは!tsukusanです
多摩センター駅近くのホール、
パルテノン多摩の小ホールで調律してきました
多摩市にお住まいのピアノの先生主催の発表会の調律です
今回出演されたのは24人くらいだったかな
人気の先生です
ピアノはスタインウェイD型(フルコンサートグランド)
客席も300席くらいと、発表会にぴったりです
もちろんコンサートにもちょうど良いですね
最初試しに弾いてみたら、
カランカランカラン・・・
ん
なななんとピアノの中に鉛筆が入っていました
こんな事もあるんですね〜
調律が入っていなかった期間はずっとカランカラン鳴ってたかもですね
たまたま大丈夫でしたが、変な所に引っ掛かって部品が折れたりしなくてよかったなと思います
発表会の途中では講師演奏としてヴァイオリンの方との演奏が入ります
クライスラー2曲
リハーサルの様子を客席から撮りました
最後にはピアノソロの講師演奏でラフマニノフです
生徒さんにとっては嬉しいですね
演奏後、生徒さんにはこの花束がプレゼントされるそうです
JUGEMテーマ:調律
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今日は写真無しです
このブログ゙の「Ich bin in オーストリア」シリーズを読んでくださっているお客様から、
「マスタークラスの間は毎日どんなタイムスケジュールで過ごしてるんですか?」というご質問を頂きました
お答えします
朝起床して自由時間(散歩でも楽器の練習でもOK)
9:00 参加者みんなで朝ごはん
朝食後、自由時間(みなさん楽器の練習)または大井美佳先生(通訳)の予備レッスン
13:30 デームス氏も一緒にお昼ごはん
15:00 公開レッスンスタート
19:30 参加者みんなで夜ごはん
その後自由時間
就寝
・・・毎年どうかはわかりませんが、
今回はこんな感じでした
これが毎日続きます
土日だからといってお休みにはなりません
音楽漬けの毎日
普段日本で生活していると気付けない発見がたくさんあるそうです
短期間でもこういう生活を送っていると、散歩の良さがわかる気がします
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先日伺ったペトロフUPの調律です
ペトロフの創業者はエアバーかどこかのオーストリアのピアノ工場で
楽器制作を学んでいたような記憶があります
なんとなく弾き心地と音が硬いな〜という印象を受けたので、
鍵盤の下のフェルト(正式にはフロントパンチングクロス)を別のものに取り換えました
弾き心地や音色に関しては、ハンマーそのものの硬さのせいで硬く感じることもあるのですが、
この場合は単にハンマーに針を刺すよりも、このフェルトを交換したうえで針をさした方が良い結果が出そうだったので(というかサンプルで試したら良い結果だったので)、この判断です
ハンマーに針を刺したり削ったりする事を整音と呼びます
針を刺す=音を柔らかくするというイメージが一般的ですが、
実際に針を刺す目的はハンマーに弾力(クッション)を作ることにあります
トランポリンで高く飛び上がるには、全身を固めるよりもヒザの屈伸を使って体全体をバネのようにした方が良いのと原理は一緒です
音を柔らかくする整音ではなく、音を出す整音って感じでしょうか
音色がモコモコになってしまっていても、針を刺すことによってパーンという音にする事も出来るんです
基本的には音を抑えるよりは出す方向で整音はやるものなので、
「音が硬い→整音で柔らかく」
よりは
「音が硬い→鍵盤の下のフェルト交換→硬い成分が解決→音を出す方向で整音」
の方が今回は良かったわけです
これらはケースバイケースなので、1台1台現場で判断しなければなりません
もちろん音が硬い原因が完全にハンマーにあるならば、整音で硬い成分を解決してあげることが必要です
さて、フェルトを交換すると鍵盤の深さを最初から調整しなければならないのですが、
音が良くなるに越したことはないのです
という事で鍵盤深さ調律(調律師用語で「あがき」)をやり直しました
鍵盤の深さは弾いていれば必ず変化するので、そんなに珍しい調整ではないですよ
左が元々ので、右が新しいものです
今回はレンナー社製に変えました
もちろんドイツ製
ペトロフの調律に伺うと必ず思うのですが、
赤と緑の使い方が絶妙で、普通外からは見えないピアノの中まで美しいんです
どの角度から見てもオシャレな色づかいですね
甘〜い音色がちゃんと出たのでよかったです
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こんばんは!tsukusanです
毎月恒例の技術勉強会の様子です
ピアノクリニックヨコヤマでは定期的に技術勉強会が開かれています
調律中に発見した事などを共有し合ったりするわけです
この日のテーマはダンパーが無いところ〜最高音部の調律
と題して、横山も一緒に勉強会です
ダンパーって何ぞやという方のために説明します
下の写真の弦の振動を止めているものがダンパーです
鍵盤を押すとその弦のダンパーが弦から離れる仕組みになっています
ちなみに右のペダルを踏むとこれらが全部一斉に弦から離れます
弦が2本のダンパーはV字になっています
高音へいくと弦が短くなり、音の減衰も早いのでダンパーが無くなります
ダンパーが無いという事は、他の音を鳴らした場合常に共振しているという事なので、
この部分の調律がうまくいっていると、全体の響きが格段によくなります
弾かないからといって調律しない調律師さんもいるという話を聞きますが、
それではいけません
順番に調律をしてはああだこうだ言います
楽しい時間ですね
最後にお店にあるCDから1枚選んでほんの少しだけ音楽鑑賞
このCDがなかなか絶品でした
また後日紹介します
tsukusanでした
JUGEMテーマ:調律
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デームス氏の山荘にはいくつか部屋がありまして、
それぞれ名前がついています
レッスンで使われる部屋はモーツァルトザール
下の写真の部屋はBach zimmer
つまりバッハルームです
上のベーゼンドルファーはこの山荘の中で1番印象に残ってます
とにかく音が伸びる
鍵盤を押すとどこまでも音が落ちないんですよ
す〜っと伸びていくあの感覚は忘れられないです
あ、もちろん調律次第では落ちてしまいますよ
ちなみにこの楽器もウィーンメカニックです
奥に写っている金縁の楽器はこれまたウィーンの楽器
Schweighofer
今はベーゼンドルファーが現存していますが、昔は数々の魅力的な楽器がウィーンで製造されていました
エアバーやカールデュールなど、日本ではほとんど知られていないメーカー
どのピアノにも共通したオーストリアの香りのようなものを感じます(勝手なイメージですよ)
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本日ヘスラーUPの調律に行ってまいりました
前回よりも楽器が歌うようになっていて、
これからがさらに楽しみになっちゃいます
前回伺った時がちょうど夏休みだったのですが、
夏休みの自由研究にピアノの調律のことなんかいかがですかというお話になりまして、
その作品を本日見せて頂けました
表紙のお名前をチューニングハンマーで隠しております
木目のピアノなので、ピアノの色が茶色に塗られています
中身はこんな感じ↓↓
お〜
ほっほ〜
なるほど〜
これはこれは
素晴らしい仕上がりですね
先生たちからも大変好評だったようです
tsukusanも嬉しいですよ
ピアノとは全く関係ありませんが、
tsukusanは小学生の時に「全国都道府県民の日調べ」と題して、
各都道府県の知事宛てにプリクラを貼った往復ハガキを送った事を思い出しました
大量の資料とお手紙が返ってきたり、
何県かの知事からは直接電話があったりと、今思えば驚きですよね
調律中の写真は自由に撮って頂いて構いませんし、
我が家でも今度の夏休みの自由研究のテーマはピアノ調律にしたいという方は、
調律の際に是非ご相談ください
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実は今回のサマーセミナーの間に、ビデオレコーディングがありました
数々の歴史的な楽器でデームス氏の演奏の撮影が行われました
この映像は発売されるのでしょうか・・・
このピアノはウィーンの楽器でシュトライヒャーです
ベートーヴェンやシューベルトが愛したメーカーですね
以前はナネッテも持っていたらしいです(これは完全に調律師さんにしかわからないかもです)
調律師さんが見たらテンション上がる事間違いなしです
アクションはもちろんウィーンメカニック
どの楽器にも共通して言えることですが、
当時の楽器製作者の意図をしっかりと理解しなければいけません
時代を超えて製作者と会話する感じです
これがまたなんとも魅力のあるピアノなんですよ
もう残響というか響きなんて今のどの楽器よりも長く音が残ってくれます
こういう楽器で弾くと、この作曲家だからペダルは使わないなんて事は現代のピアノを家で弾く場合にはまずありえないように感じます
シュトライヒャー一族は楽器の発展に大きく貢献したため、
ウィーンの共同墓地の中でも作曲家たちに近い場所にお墓があります
このUPも苦労したな〜
天気が良かったので、録音技師さんは外でマスタリング(正式名称はわかりません)をします
この方はとても健康志向で必ず朝10分裸足で散歩する
朝ごはんは必ずこれを食べる
などの日課があります
彼もピアノコレクターで自宅に13台くらいピアノがあるそうです
ヨーロッパにはこういう人が多いのでしょうか
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こんばんは!tsukusanです
ななななんと
明日2月19日(日)16時
当店音楽教室にて
人気ピアニスト!齋藤龍さんの公開ゲネプロ(無料)が急遽決定いたしました〜
ゲネプロとは本番さながらに最初から最後まで演奏する最終リハーサルの事を言います
このブログをご覧になって、
明日の予定が空いていましたら、
そんな方は幸運の持ち主です
コンサートホールと違って間近で聴けるのも魅力です
曲目はオールシューベルト
即興曲Op142
ピアノソナタD460
です
お待ちしております
■斎藤龍 公開ゲネプロ
日時:2017年2月19日(日)16時開演(15時半開場)
会場:ピアノクリニックヨコヤマ修理工房 ・リシュモア音楽教室1F
横浜市旭区柏町96-6
(相鉄いずみ野線 南万騎が原駅より徒歩4分)
入場料:無料(ご予約不要)
使用ピアノ:スタインウェイ フルコンサートグランド
この公開ゲネプロの本番はこちらです
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ちなみに・・・
ピアノクリニックヨコヤマが今年開催するコンサート、イベント情報は
当店WEBで公開しております。
突然現れるイベントもありますので、たまに見にいらしてください♪
JUGEMテーマ:ピアノ
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デームス氏の山荘の外観です
と言っても遠くからの写真です
山荘からさらに山を登ったところから撮りました
黄色い建物がレッスン室のある山荘で、
左のはリッキーが弾いていた小屋です
いや〜絶景ですね
雄大な自然が広がっています
後ろを振り向くと牛さんも
ここで生活したら目が良くなりそうです
景色がキレイなので、天気が良い日は外に出てみんなで風景を楽しみます
夏の間は明るい時間がすごく長く、夜の20時くらいでもこっちの夕方くらい明るいんです
ヨーロッパは冬になると明るい時間が極端に短くり気分が落ちやすくなるそうで、
そのためクリスマスマーケットなどを2か月以上前から準備して派手にやるらしいです
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こんばんは!tsukusanです
山荘のピアノの一部を紹介します
これはホフマンというメーカーのピアノです
ちょうど鍵盤蓋を外したところの写真ですね
屋根裏部屋みたいなところにあり、この後ろのベッドでtsukusanは寝泊りしてました
デームス氏の肖像画もあり、朝起きたらとりあえず肖像画に向かって「グーテンモアゲン」ドイツ語でおはようございますと挨拶をしてました
これはベヒシュタインで生徒さんの寝泊りする小屋にあったピアノです
生徒さんの部屋にも基本的にピアノが置いてあり、常に練習できる環境になってます
これは日本ではほとんど名前を聞くことがないメーカーでStinglです
オーストリアのメーカーで今もウィーンの街中にお店があります
これ好きなピアノでしたよtsukusan
調整の途中だったので、手前のパネルが開いています
練習しているのは香港人のピアニストです
ニックネームはリッキー
デームス氏に声を掛けられて、今はウィーンの音大に通っています
彼はとても親切で、マスタークラスの後にもウィーン市内の色々なところへ案内してくれました
性格もすごく真っすぐで、強い芯を持った若者です
すぐに他の生徒さんの中で人気者になっていましたよ
このような小屋の中にもピアノが入っていて練習できます
tsukusanとヨーゼフでこれらのピアノを一気に調整・調律・修理をしていきます
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ピアノにヴァイオリン、声楽の生徒さん方が参加されました
tsukusanもドビュッシーのアラベスク1番で出演しました
いや〜緊張しました
発表会当日に今まで一度も迷った事がない部分で、音符が飛んで間違えるって不思議ですよね
発表会あるあるってやつです
趣味の方々のこういった演奏会はtsukusan大好きなんです
もちろん緊張からミスタッチがあったり(あ、tsukusanたくさんしましたよ)するのは当たり前ですが、演奏からその曲に対する愛情がひしひしと伝わってきて、音楽が本当に好きなんだな〜っとほっこりします
会場全体の暖かい一体感に癒されます
今回の調律は横山ペテロが担当
ピアノはもちろんスタインウェイのフルコンサートグランド
まあ贅沢な発表会ですよ本当に
終了後はケーキをみんなで頂きます
音楽の話で盛り上がります
次回はこんなの弾こうかなという話題も出ています
何人かの生徒さんは「よしこれからが本番だ!」と言って、懇親会後に飲みに行くそうです
1年で1番美味しい酒が飲めるそうですよ
改めて皆さん前回より上達されていてビックリしました
そして何より楽しそうに演奏されていましたこれは1番大切な事だと思います
これからもより音楽を楽しめるよう、調律という形でお手伝いしていきたいですね〜
tsukusan次回は2ヶ月前には曲を決めて少しずつ練習始めようと思います
次回の生徒さんの演奏を楽しみにしてます
こんばんは!tsukusanです
音楽から一度距離をとりまして、夏のマスタークラスの期間の食事のお話です
大事な事ですね
朝食は下の写真のようにパン・ハム・チーズ・ジャムというシンプルなメニュー
これに飲み物が紅茶かコーヒーかジュースです
ここはすぐ横に牧場があり、手作りのバターがとにかく最高なんです
日本のパンと違って、なかなか歯ごたえがあります
ナイフを横から入れて、その間にチーズなりハムを挟みます
ここからお昼ごはん
オーストリアは基本的にランチが1番豪華です
何年か前にウィーンにホームステイした時もお昼ごはんが量が多かったです
その時の朝食なんてコーンフレークの入ったヨーグルト1つだけだったんですよ
日本の鮭定食みたいな写真を見せたらびっくりしてました
まず、飲み物を注文して(ビタミンCが不足しそうだったので、常にオレンジジュース飲んでました)
最初にスープが出てきます
そしてサラダ、
そしてメインディッシュです
メインディッシュがとにかくすごい量なんですよ
少なめって注文してもハンバーグが2個になるだけですからね
そしてジャガイモの量
デザートも大きなコップに入ってきます
スープからデザートまでなかなかの量なのですが、
大変美味しいので案外食べられます
そして、夜ごはん
夜ごはんはやはり軽めなんです
ホームステイ先でも夜はワインのおつまみ程度でした
夜にお腹すくかなと思ったのですが、
お昼がとにかく多いので、この期間はお腹すいたって事がほとんどなかったですね
スープは作り方を教わって家でもたまに作ってますよ
tsukusanでした〜
JUGEMテーマ:ピアノ
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シャンデリアのアップです
美しいですね
さて、マスタークラス始まりました
このような感じで、レッスンは常に公開レッスンです
ヨーロッパでは先生が何度も同じことを言わなくて済むように
公開レッスンで行われることが多いようです
生徒が全員集合してからデームス氏が入ってきます
順番など事前に知らされておらず、
「じゃあ誰々弾いてもらおうか」といった感じで指名されるので、
レッスンが始まる直前はなかなかの緊張感が張りつめています
Albertは今日でお別れです
デームス氏と記念の写真を撮っています
tsukusanもツーショット
これは嬉しいです
レッスンの途中でヴァイオリニストのLuz Leskowitzさんが山荘を訪ねてこられました
彼はストラディヴァリウスをお持ちで、
今度デームス氏と本番があるそうで、
フランクのヴァイオリンソナタのリハーサルが始まりました
リハーサルといっても1回通して、演奏の中でお互い会話をしながら確認し合っているようでした
Leskowitz氏は時々来日されていて、演奏を日本で聴くことが出来ます
オススメです
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こんばんは!tsukusanです
先ほどのレストランから再び山の上の山荘に向かいます
雄大な景色が広がっています
いつどのタイミングで撮っても良い写真が撮れます
さあ到着しました
翌日からいよいよサマーセミナーがスタート
レッスン室のピアノを皆で演奏したり、おしゃべりしたりです
今弾いている彼はAlbert ferroというイタリア人ピアニストでまだ19歳(18だったかな)
ブゾーニ国際コンクールで2位になるなど、まさにこれから世界で活躍しだすピアニストです
tsukusan大ファンになっちゃいました
インターネットでコンクールでの演奏を聴くことが出来るので是非検索してみてください
他の出場者も素晴らしい演奏なのですが、
特に彼の演奏には、この年齢にして早くも巨匠を思わせるような風格が漂っています
彼は世界を演奏旅行で飛び回っていて、今回のマスタークラスは2日間のみ参加
日本でも彼のコンサートがあったら行きたいな〜
今は彼とデームス氏でモーツァルトのコンチェルトのカデンツァを順番に弾き合っています
Albertはサッカーが好きで、
tsukusanもサッカー大好きなので
音楽とは全く関係のない話で盛り上がり仲良くなりました
彼はユベントスのファンのようですよ
ちなみにtsukusanは
プレミアリーグのリバプールのファンであります
JUGEMテーマ:クラシック音楽
JUGEMテーマ:ピアノ
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山を下りた街にある素敵なレストランでランチです
ここでこの夏のマスタークラスに参加される方々と合流します
最初から参加される方もいますし、もちろんスケジュールの都合で途中から参加される方もいらっしゃいます
デームス氏も1人1人と「よく来てくれたねありがとう!」と挨拶を交わします
雰囲気が良いレストラン
天気が良かったのでテラス席です
tsukusanはウィンナーシュニッツェルを注文
オーストリアの伝統料理のカツレツです
ヨーゼフもご機嫌
何を注文してもジャガイモが付いてきます
そういえば、日本でいうレストランのメニューってあるじゃないですか
あれはドイツ語ではSpeisekarte(シュパイゼカルテ)と言います
レストランでメニューを見たい時は、
Speisekarte bitte(シュパイゼカルテ ビッテ)と言います
bitteは英語のpleaseです
ドイツ語でメニューという発音は実は「定食」という意味になるので、
ここで「メニュービッテ!」と言ってしまうと、本日の定食が出てきます
過去にただコーヒーを飲みに入っただけなのに、意味もわからず定食を食べたことがあります
試したことはありませんが、メニュープリーズなら英語だと判断してメニューがもらえるはずです
デザートは杏のケーキです
これがまた美味しいのですが、なかなかのボリュームでお腹いっぱい
ランチを楽しんでいると、ネコがやってきて
なぜかヨーゼフにだけ懐きます
ランチ後、生徒さんも一緒に山荘へ向かいます
こんばんは!tsukusanです
ブリュートナーをあれやこれや調整していると、
デームス氏が部屋に入ってきて、
「調子はどうだい?ちょっと弾いてみようか」
曲が始まったとたんに、景色が変わるというか
部屋の中がタイムスリップしたような感覚になりました
ケータイで映像も撮ったので、調律に伺った際に言って頂ければお見せしますよ
超プライベート映像です
彼の自作の曲など弾いてくれました
「順調に良くなっているね。引き続き頼むぞ」っといった感じで終始大変ご機嫌でした
下の写真はレッスン室の照明のひとつです
曲が流れていなくてもタイムリップした感覚になりますね
JUGEMテーマ:ピアノ
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一生楽しんで仕事しますよ
]]>こんばんは!tsukusanです
デームス氏山荘のブリュートナーGPです
1895年製なのですが、調整すれば現役で問題なく使えます
調整と言ってももちろん細かい部品の交換はたくさんしましたよ
ブリュートナー特有の響きがお部屋に広がります
ペダルがぐらつくな〜という事で見てみると、ペダルの脚の部分が片方ぐらついていました
ヨーゼフ(オーストリア人の調律師さん)に言うとじゃあ接着剤を入れてくっつけよう
でもはさむものがないな・・・よしピアノと床で挟もう
という事で、下の写真のようにくっつけました
豪快ですね現場では理想だけで仕事は出来ません
接着剤が乾くまでの間、お互いの工具を見せ合いっこ
「ウィンナーメカニックのピアノはこれがないとダメなんだ」
など、マニアックな話で盛り上がります
下のT字の工具はチューニングハンマーです
古い楽器用です
古いというのは150年前くらいのピアノです
この山荘の中では1895年製のブリュートナーは完全にモダンピアノに分類されます
昔の楽器はチューニングピンの形状が今と違うので、穴も楕円だったり長方形だったりします
T字の3カ所とも少しずつ大きさが違います
ヨーゼフが突然「ひらめいた」と言い出して、
こんな工具があったら便利だから今度作ってみようかなと言って、
絵を描き始めました
そんなこんなで接着剤が乾くのを待ちます
ヨーロッパのピアノ技術者には日本の刃物をプレゼントすると大変喜んでくれます
日本の刃物はブランド品で、値段もかなり高いのです
今回もヨーゼフに刃物をプレゼントして一気に仲良くなりました
ホームステイする時なんかもメイドインジャパンの包丁なんか持っていったらすごく喜んでくれると思いますよ
あっ、もちろんスーツケースに入れて運んでくださいね
tsukusanでした
JUGEMテーマ:調律
こんばんは!tsukusanです
先日のブログで紹介しました、調律師が主人公の小説
「神さまは五線譜の隙間に」が到着しました
さらっと読みましたが、面白そうです
それは、ピアノに神さまをおろす仕事ー
心に触れる「音」を作る調律師たちの物語。
だそうです
読んだら感想書きます
JUGEMテーマ:調律
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横浜は大変暖かい1日でした
今日は小さいお子さんが弾くカワイUPの納品調律
写真を撮り忘れてしまいましたが、カワイのKL・Kiシリーズです
当店では国産ピアノの中ではダントツ1番人気でその理由はオシャレな見た目だけではなく「音」にあります
UPは背が高い方が弦も長いし響板の面積も広いので音も良く、背が低いピアノだと当然弦は短いので音も良くないと言われていて、インターネットで調べてもこう書いてありますし、他のお店に行っても同じような事を言われると思います・・・が
実際には背が低い方がメロディーラインから上の音域(右手で弾く大事な音域)でよく歌ってくれるんですよ
理由を説明します
グランドピアノを上から見ると、どんなに大きなサイズのものでも高音に行くに従って響板とボディの面積が狭くなっています
これは周波数(音程)が高くなればなるほど、狭い面積の空間でないと振動が持続しないからなんです
UPの場合、除響板というものを使って響板の面積は減らせても、ボディの形をグランドピアノみたいにする事によって面積を減らすわけにはいかないですよね
つまり背が低い方が高音の振動が持続する=高音の音が伸びるって事になります
もちろん背が高いピアノの弦の長さからくる低音と中音の量感は、どうしても背が低いピアノからは出ないので、これもまた魅力です
あとはどんな曲を好んでお弾きになるかですね
何が言いたいかといいますと、UPのサイズにはそれぞれの良さがあって
「背が低いから音が良くない」っていうのは間違いってことです
大事な事を書き忘れていました
ヨーロッパ製のUPの場合には、「こんなに背が低い楽器のどこから日本製グランド以上の低音が出ているんだろう」というメーカーもありますし、背が高いからといってメロディーラインが歌わないなんてこともありません
これは文字で説明するより是非弾いて頂きたいですね
今日のカワイUPですが、
加湿器も置いてくださっていて大変良い状態でした
作業内容は、
掃除・レットオフ・ロス・ナラシ・アガキ・ハンマーストップ・ヴォイシング・チューニング
って感じです
・・・文字にするとラーメン次郎の注文みたいになりましたね
掃除以外は調律師用語です
それぞれの説明はまた今度にします
かなり前ですが、調律の時に「タッチ軽め響き増し増し」って次郎風に注文される夢を見たことがあります
本日調律後に素敵なプレゼントを頂きました
ありがとうございます
tsukusanでした〜
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こんばんは!tsukusanです
本日のお客様より
「調律師が主人公の小説知ってますか?」と聞かれ、
tsukusan「もちろん知ってますよ羊と鋼の森ですよね〜」と答えると、
「違います!これです!」
これは初めて見ました
少年のカバンの中には調律工具が入っています
探してよんでみようかと思います
確か直木賞の「蜜蜂と遠雷」もピアノの国際コンクールが舞台なんでしたっけ
音楽の世界が物語になるのは嬉しいですね
tsukusanとしては、漫画の「ピアノのムシ」がオススメです
技術は一流の破天荒調律師さんが主人公で、
作者の荒川先生は当店にも取材に来られたことがあるんですよ
あと「船に乗れ!」という音楽高校が舞台の青春小説も面白いっちゃ面白いです
tsukusanでした〜
JUGEMテーマ:調律
]]>こんばんは!tsukusanです
今日は2件Sauter(ザウター)の調律でした
午前中のザウターです
夏の時期の湿気が多かったのでしょうか
タッチが若干にぶい箇所があり、センターピン(関節部分)の動きが悪くなっていたのが原因でした
まずセンターピン交換からスタートです
1990年頃のザウター
新しいので中身もキレイですね〜
(ドイツ製の場合27年前くらいの物は新古品扱いになります)
フロントピンとバランスピンを拭いていきます
もちろんこの後、整調・整音・調律ですよ
とにかく楽器が響いてくれるので、和室に置いていても気持ちよく弾くことが出来ます
午後のザウターです
デザインがオシャレです
調整が大変で中身の写真が撮れませんでした
こちらのザウターもよく響いてくれます
午前中も小学生のお子さんが弾くピアノだったのですが、
小さいうちからこれだけ気持ち良い楽器で
弾いていたらピアノが好きになっちゃいますよね
よく親御さんからこういう話を伺います
「これなら辞めることはなかった」と
日本製のピアノをしっかり調整した後にもよく耳にしますので、
もし機会がありましたら一度しっかり調整されることをオススメします(偉そうですみません)
妹さんも興味深々
ザウターの隣にはテクニックスの電子オルガン
お母様もピアノ(と声楽)をお弾きになるのですが、
「このザウターを弾いていて和音を鳴らすと教会のオルガンが聴こえてくるんです〜」
ありがたいお言葉です
ちゃんと声の部分で調律してあげると
教会の中でのオルガンやコーラスのハーモニーが聴こえてくるんですよホントに
How was the weather up there?
と聞かれたらtsukusan今日はこう答えます
It was Sauter today haha〜
・・・海外の方にはウケると思います
tsukusanでした
JUGEMテーマ:調律
]]>こんばんは!tsukusanです
本日なななんと、ピアニストの山本貴志さんが来店されました
経歴についての説明は必要ありませんね
アップライトも含めた色々なピアノを弾いて下さり、
夢のような時間を過ごしました
(ベタな表現ですみませんホントに良い時間を過ごした時ってこうだと思うんです)
お話しをする時はとにかく物腰が柔らかく、ピアノの前に座ると途端に空気が変わり、
音楽を本当に楽しそうに表現されているという印象でした
まあピアノも嬉しそうに歌うこと
演奏が始まり、ふと気付くと音楽に引き込まれている自分がいました
ポーランドと日本をしょっちゅう行き来されている山本貴志さん
横山より「当店ショールームでたまにホームコンサートをしているんです。
ホールのような音響も無いし、またまたホールのような無音ではなく車の雑音などがある中でのコンサートなんですが・・・」
とお話をして、弾いて頂けませんか?とお願いしたところ、
なななんと快諾して頂けました
山本さん曰く「こういう環境でのサロンコンサートはあちら(ヨーロッパ)を彷彿させてくれるので大好きなんです」とのことで
山本貴志さんピアノリサイタルInピアノクリニックヨコヤマショールーム時期などまだまだまだ未定ですが、企画します今からテンション上がります
個人的にはレクチャーやレッスンも聞いてみたいですね〜夢が広がります
tsukusanでした〜
JUGEMテーマ:ピアノ
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ヘスラーの納品調律での出来事
小1の女の子が弾くピアノで以前は日本製のピアノで練習していたそうですが、
お母様からのお話しで、
「ヘスラーに買い替えてから、娘がベートーベンなんかを弾いていると、これホントにうちの娘が弾いているの!?」
と思うときがあるそうです
娘さんもたくさん練習して上手になって音楽がより好きになってくれるといいですね
午後はこれからご自宅で音楽教室を始められるという方の新しめのヤマハGPの調律
2歳になりたての女の子が興味深そうに見てました
ピアノの中身がピョンピョン動くのが楽しいのかもしれませんね
最近tsukusanの中でひそかにオルガンブームが来ています
その時々によって、
ベートーベンソナタブームやピアノトリオブーム、
ピアニストのタチアナ・ニコラーエワブーム、ウィーンフィルブーム、
またはソプラノブーム、チェリビダッケブームなど
数えたらきりがないくらい流行りがあるのですが、
今はオルガンオルガンブームです
バッハで有名なライプツィヒのトーマス教会です
また行きたいな〜
tsukusanでした
JUGEMテーマ:クラシック音楽
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こんばんは!tsukusanです
昨日の記事のラムネ救出
S4を調律している最中にピアノの中にラムネを落としてしまったので拾ってほしいという連絡が入り、
帰り道でしたので、S4の調律後に拾いに伺いました
演奏中にラムネが響板の上で共振しても嫌ですし、
アクションの隙間に挟まってボロボロに砕け散っても嫌なので、
当日伺えてよかったです
恐らく鍵盤蓋の奥に落ちていて簡単に拾えるだろうと思っていたのですが・・・
鍵盤蓋を外し・・・
無いですね
鍵盤の下やアクションの隙間にも・・・
無いですね
鉄骨の下の響板の上にも見当たりません
目ではどうやっても見えない位置に入ってしまったのかもしれないと、
鍵盤が入るスペースの奥にケータイを突っ込んで、さらに奥を撮影・・・
ありました
結局色々な部品を外し・・・
無事に救出することができました
ラムネも寂しい思いをしていた事でしょう
これで安心して弾けますね
ラムネ救出でした
JUGEMテーマ:ピアノ
JUGEMテーマ:調律
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今日は朝から都内で調律でした
まずはブリュートナーUPモデルAの初回無料調律です
加湿器と除湿器完備のお部屋で状態は良好でした
残響も多く、音を鳴らすとホールの中というか、
森の中で音が広がっていくような印象を受けました
説明している自分の声にも楽器が反応して響いてくれます
ではでは例によって掃除から
新品なのでピカピカです
美しいですね
鍵盤の深さを調整します
調律師用語では「あがき」です
なぜあがきかはわかりませんっ
鍵盤の下のクッションになるフェルトの下にある紙を出し入れしていきます
下の写真の左から
緑→0.125
赤→0.175
青→0.300
白→0.350
単位はミリです
深さが違うと弾き心地はもちろん音もかなり変わります
同じ深さでも、紙の組み合わせが違うとこれまた音が変わるので、
音を聴きながら紙を出し入れします
0.125ミリの紙の出し入れでも音が変わるということは、
当然弾き方を変えても音が変わってくれるという事になります
紙だけでなくクッションのフェルトの素材でも相当変わります
ちなみにtsukusanつい前、お店で下のケースをぶちまけました
整頓するのに苦労しました
お部屋をライトアップするとこんな感じです
たまらんですねうらやましい
弾いていて幸せになるのはもちろんですが、
調律していても「調律師になって良かったわ〜」と幸せになれる楽器です
2件目はヤマハS4の調律
ヤマハの高級機種らしい風格がありましたが、
何よりも防音室の豪華な床材には驚きました
これまたうらやましい
許可を得て写真撮ればよかったです
今回は上で紹介した鍵盤の下のクッションのフェルトをドイツ製のものに交換して、
「あがき」を見直しました
ヤマハはこの部品(正式にはフロントパンチングクロス)を交換するとかなり良くなりますね
S4の調律が終了後、ラムネを救出しに行きました
「・・・ラムネ?」となると思いますが、後日書きますね
JUGEMテーマ:調律
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こんばんは!tsukusanです
今日は午前中にピアノの下見に伺って、当店大人気ピアノ・ヘスラーUPの調律でした
ヘスラーのお客様と、僕が2016年にオーストリアへ行った時の話になり、
お客様「ドイツ語私も勉強してたんです」
tsukusan「僕も日本でオーストリア人のマンツーマンのレッスン受けてましたよ〜」なんて話をしましたら、
お客様「その先生なんていう方ですか?」と聞かれたので、
tsukusan「ヨーゼフです。」
お客様「私もその方に習ってました!」
・・・これはなかなかの偶然と言いますか、ビックリですね
英語やフランス語や中国語などと比べてドイツ語の教室は少ないので
ドイツ語のレッスンを受けているという方にお会いすると大変嬉しくなるのですが、
同じ先生に習っていた方とお会いするとさらに嬉しくなっちゃいますね
そしてさっきこれまた偶然なのですが、
去年の夏にデームス氏の別荘でたくさんのピアノを手分けして調律した
オーストリア人調律師からいきなり電話が掛かってきたんです
「ウィーンはマイナス8℃で、街中でスケートが出来ちゃうぜっ」という感じで、
用件を聞くと、「日本は何度か気になった」らしいです
簡単に言うとなんとなく電話してきたみたいですが、久しぶりに話が出来て良かったです
彼とは今年の夏も会えたら嬉しいですね
なななんと、彼も名前はヨーゼフ
これは面白い偶然です
日本のヨーゼフにも連絡をとってみようかなと思うtsukusanでした
ちなみにtsukusanのドイツ語レベルは「アイアムえ〜っとスチューデント」レベルです
相手が話をする気があれば、案外気合いで意思疎通できるものです
意思疎通出来てるはずっtsukusanでした
JUGEMテーマ:調律
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古めのヤマハUPの調律です
製造番号が2万台なので、残響がとてもあるピアノです
これは弾いていて楽しいですね
ちなみにヤマハの場合は製造番号が1万番がちょうど昭和元年製造らしいです
以前当店でヤマハの2千番台のものを修理したのですが、詳しいデータが残っていませんでした
今日はお店の近くのお客様だったので、その前に修理ピアノの作業を少し進めることができました
YAMAHAの文字が今のとなんとなく違いますね
最初に伺った際に虫喰いの被害にあったいたフェルトはレンナー製に交換してあるのでキレイですね
鍵盤下のほこりの掃除をします
・・・上の写真で何かお気づきですか?
ヒントの写真です
正解は・・・
鍵盤の一番上の音がラで終わっていること
昔の時代のピアノは一番上がラで終わっていて鍵盤の数は85鍵
最低音がラなので最高音もラ・・・こう考えると自然ですね
「もっと高い音(もしくは低い音)を出せる楽器が欲しい」という各時代の作曲家からの要望があり当時の楽器製作者が努力した結果、ピアノの音域が広がってきて最終的に今の88鍵に落ち着いています
同じ時代でも国によっては高音に広がり、別の国では低音に広がり・・・なんて事もあったんでしょう
いや〜ロマンですね
ここでお知らせ
5月にチェコフィルハーモニーの団員によるピアニストのための公開レッスンを当店ショールームで開催いたします
ヴァイオリンとチェロの方をお招きして、ピアノトリオなどからアンサンブルにおけるピアニストの役割などをレッスンして頂きます
弦の国チェコと言われるチェコフィルメンバーのレッスンを間近で聴けるなんて夢のようです
これから受講生の方を募集します
詳しくは近日中にお知らせしますね
JUGEMテーマ:調律
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こんばんは!tsukusanです
寒いですね
今日は午前中に横浜市内の音楽教室のピアノの調律に行ってきました
「最近弾いていると伸びたまんまの音があるんです」
・・・それは大変だ
となりまして、とりあえずダンパーをチェックすると
むむむ
ガイドレールクロス(この赤いフェルトです)が湿気で膨張していました
この時期に湿気が多い症状が起こるという事は、予想できるのはお部屋の急激な温度変化ですね(ガスファンヒーターなどが原因になる場合もあります)
夜や朝の時間にお部屋の気温が下がると、ピアノの中の主に金属部分(弦・フレームなど)がキンキンに冷えるんですどれくらい冷えてるのか試しに触ってみてください
その状態で急に温度を上げると、ピアノの外側と内側の温度差によって結露するんです(もちろん水滴がしたたるほどではないですが・・・)
この乾燥の時期に一気に湿度が上がり、暖まってくると今度は一気に下がる、これが毎日続くとピアノには大変よくないのです
ではそうすればいいのかというと、ゆっくり温度を上げる
まず最初の設定温度を暖房の一番低い温度にして、早く暖まってほしい気持ちを抑えて30分から1時間くらいしてから普段の温度に設定
この方法でかなり改善されます
最初は面倒に感じますが、冬場のピアノ状態はかなり良くなりますよ
この方法を実践されたお客様からは、体調も良くなったとのお声も聞きます
ピアノも人も急激な変化には何かしらのダメージがあるのでしょうね
そういえば、ピアノが過乾燥しないように加湿器を置くことはすごく良い事なのですが、
結果的に「風邪をひかなくなった、肌が荒れなくなった」など身体にも良い事が起こります
人が快適と感じる環境はピアノにも快適なんですテッテテーン
・・・さて、「伸びたままの音が今日はソで昨日はドでって感じで動いていくんです。不思議ですね〜」と言われ、
これは全てのダンパーが黄色信号という事で一度低音も含めて全部外して
ダンパーワイヤーの入る穴を広げて元に戻します
ダンパーの動きが良くなったおかげでタッチもかなり弾きやすくなりましたし、
もちろん音も良くなりました
毎日かなり寒いですね
風邪などひかないよう気をつけましょう
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こんばんはtsukusanです
湖のほとりのレストランから車で山を登っていきます
標高は約800mらしいです
綺麗な景色が広がっています
車のスピードが少しゆっくりになり、「トシ!あそこを見てごらん!」と言われ、
指差された方向を見るとそこには・・・
プロフェッサー・イエルク=デームス通り
さすがです
ちなみにデームス氏はこの看板が目に入る度に、
「あそこには何て書いてある?」と聞いてきます
最後の坂を登ると山荘が見えました
ものすごく派手な外観を想像していたので意外と地味だななんて思いながら中に入ると・・・
まあ豪華な部屋に豪華なピアノ達が並んでいます
ここでサマーコースの期間中、毎日公開レッスンが行われます
ちなみに他の部屋にもピアノがたくさんあるので、またブログで紹介しますね
到着するなり、「1895年製のブリュートナーを頼むぞ」と言われ、
気合いを入れて作業開始です
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こんにちは!tsukusanです
いよいよ、プッハイム駅に到着します
駅にはデームス氏の秘書をしているフィリップが車で迎えに来てくれました
フィリップの事はまた後で紹介しますね
早速デームス氏の山荘に向かうと思いきや、「まだサマーコースは始まっていないし今はバカンスだ」という事で、買い物の用事を済ませながら湖のほとりのレストランへ向かいます
天気がとても良いですね
ちなみにオーストリアは車は右通行です
ハンドルは左です
日本と逆ですね
途中で寄った電気屋さんです
ミーレの掃除機が格安です
買って帰りたかったのですが、さすがにあきらめました
湖に到着しました
アッター湖という湖で、ドイツ語だとアッターゼーになります
車からの眺めです
到着すると、上半身裸でくつろいでいるデームス氏
「来てくれてすごく嬉しいよ、よし、一緒に泳ぐぞ」と言われ、フィリップとtsukusanとデームス氏でいきなり泳ぐことに
天気が良いと水温も高いらしく、サマーコース中もたまに泳ぎにくるそうです
湖の中では「ペテロは元気かい?ペテロもここで泳いだんだ」なんて会話をしつつ、海水浴ならぬ湖水浴を楽しみました
今度の12月で88歳になるデームス氏ですが、普通に泳いでいるのにはビックリでした
泳いでいる写真を撮りたかったのですが、僕もすぐに泳ぎに行ったので撮れませんでした
泳いだ後はみんなでデザートタイムです
豪華なデザートでみんなニコニコです
デザートを食べ終わり、いよいよ山荘へ向かいます
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8/4
いよいよデームス氏の待つ山荘へ向かいます
ホテルで朝ごはんを食べます
写真を撮り忘れてしまったのですが、Hotel Atlantisというホテルに泊まりました
暖かい朝ごはんが食べられるホテルです
近くにショッピングモールもありなかなか便利です
日本人がよく泊まるのか、フロントの方も「オヤスミナサイ!」なんて言ってくれます
話が脱線しました
さて、山荘はAttnang-Puchheim(アットナング・プッハイム)という駅から車で45分ほど山を登った場所にあります
この駅へはウィーン西駅からWEST-BAHN(ウェストバーンという私鉄)という電車に乗って行きます
2階建ての特急電車でウィーン西駅からザルツブルク、時によってはミュンヘンまでこの電車で行くことができます
ちなみに切符は車内で直接買う仕組みになっています
席に座っているとスタッフの人がやってくるので、どこまで行きますと伝えて、その場で切符を買います
ウィーン西駅にはOBB(オーストリア鉄道、日本でいうJRみたいなものでしょうか)の電車が多く発着するので、OBBの職員さんたちがたくさんいて、切符売り場もたくさんあるのですが、この人たちにWEST-BAHNの切符の買い方などを聞くとすごく嫌な顔をされて「そんなのは知らない」と言われてしまうので注意が必要です
ちなみに切符の料金はOBBの方が高いことが多いです
外観もカッコイイですね
食べ物や飲み物も売っていたり(tsukusanは乗る直前にケバブを食べたのでお腹いっぱいでした)、
座席で注文することもできます
お手洗いのマークが面白かったので撮ってみました
遊び心満載です
基本的に自由席です
Wi-Fiもあり非常に快適です
この電車で約2時間乗ります
・・・完全にWESTBAHNの宣伝になってしまいましたね
プッハイム駅に到着していよいよ山荘へ向かいます
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この8月に1ヶ月連続有給を使ってオーストリアへ行ってきました
その時の様子を紹介していきたいと思います
いつもは当店代表の横山ペテロがザルツブルク・フランスの別荘やウィーンのご自宅の調律に伺っているのですが、
今年はtsukusanが伺うことになりました
毎夏、巨匠ピアニスト、イエルク・デームス氏のサマーコースが
ザルツブルク近くの山荘で開催されており、
この山荘には歴史的なピアノが約40台ありまして、
このピアノ達の調律をすることが今回オーストリアへ行った目的です
8/1まで仕事をして、8/2のオーストリア航空ウィーン直行便でウィーンへ向かいます
約11時間半のフライトです
以前窓側の席を取ったら、すごく寒かったので今回は通路側をとりました
そういえばこの9月前半をもって、日本⇔ウィーンの直行便がなくなってしまったそうです
今度ウィーンへ行くときはどこかの空港を経由して行くことになります
オーストリア航空の真赤なユニフォームの客室乗務員さんを見れなくなるのは残念ですね
ウィーンへ向かう飛行機の中、隣に座っていた親子2人組が音楽の話をされていたので話しかけてみたところ、
北海道からポーランドへピアノのレッスンを受けに行くとの事でした
そこでも約2週間のサマーコースがあるそうです
8月は海外では短期のセミナーがたくさんあるので、
興味のある方は是非調べてみるといいと思います
意外と日本語通訳付のセミナーもあるみたいです
ウィーンの空港に着いて、CATでウィーン中心部に向かいます
このCATというのはCity Airport Train の略で、空港からウィーン中心部のウィーンミッテ駅まで、
ノンストップで行ってくれます値段は若干高いのですが、とにかく早いので今回はこれを使いました
そういえば空港に着いてから預けたスーツケースが出てくるのをみんな待つのですが、
僕を含めた何人かの荷物が1時間くらい出て来ず、
かなり焦りましたが(調律の工具が無いと大変なことになってしまうので)、
空港の人に言われた通り待っていたら無事に出てきました
今回の会場となる山荘の駅まではウィーン西駅から、特急で約2時間くらい掛かります
空港に着いたのが現地時間の18時頃(荷物が出てきたのは19時過ぎ)なので、
ホテルで1泊して明日デームスの山荘へ出発します
ホテルからデームスへ電話をしたら、明日待ってるぞとのこと
翌日に備えて早く寝ます
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JUGEMテーマ:オペラ
JUGEMテーマ:クラシック音楽
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声楽家の方で、ブリュートナーを好まれる方は多いですね!!
世界的ソプラノ 中丸三千絵さんのブリュートナーについては
以前ご紹介したことがありますが→以前のブログはコチラ
バリトンの飯田裕之さんも、ご自宅にはブリュートナーを所有されている声楽家の一人。
本コンサートでブリュートナーが使われるわけではないのですが、
ブリュートナーOWNERの歌声は、一味も二味も違います。
飯田裕之さんの、生命力に満ち満ちた歌声、音楽性豊かなオペラ、
まだ聴かれたことのない方は、是非一度聴いてみてください。
歌にも存在感にも、特別な華のあるバリトンです。
きっとファンになります。
当日の調律は横山ペテロが担当させて頂きます!
〜うたとピアノの二人会〜
2016年9月9日(金)18:30開演(18:00開場)
会場:神奈川県立音楽堂
バリトン 飯田裕之
ピアノ 飯田麻衣子
プログラム
あんこまパン「全三楽章」
オペラ「ジャンニ・スキッキ」より
チケット:4,000円
申込tel/fax:0465-25-3246
申込WEB:http://blog.livedoor.jp/iida_hiroyuki/
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JUGEMテーマ:調律
JUGEMテーマ:ピアノ
こんにちは!naotiです!
お店周辺は、蝉の声でとても賑やかです。
さて、今までとくに宣伝してこなかったのですが、
実はかなりご好評を頂いている、当店の人気イベントがあります。
代表の横山ペテロがお届けする、ピアノ構造論です!
もちろん、お店のイベントとして開催したことはありまして、
そのときは大々的に宣伝させて頂くのですが、
今回ご紹介させて頂くのは、裏メニューのようなイベントです。
今回は、とあるピアノの先生から
『小学生向けのピアノセミナーをお願いします!』というご依頼を頂き、
8月半ばに、当店ショールームで約1時間半ほど、その先生の生徒さんたちのために
プチ開催いたしました。
ちょっとだけ、当日の様子をご紹介させて頂きます。
親御さんのご参加もあり、生徒さんとあわせて
大体10人強だったかと思います。
音がどのように伝達するのか。
また、材質によってどのような音色に変化するのかを実際に聴いてみます。
一般的なアクション模型では難しいため・・・
当店オリジナルの、「誰にでもわかるアクション模型」が出てきます。
さらに、手書きでもっとわかりやすくしたものをご覧頂きます。
当店オリジナルの弦模型(?)も登場。
横山からの問いかけに、面白い答えがたくさんかえってきます!!
どのような作業が、ピアノの音にどう影響するか、
実際にご覧頂き、聴いて頂きます。
横山は、若き頃に英語塾で大勢の子供たち相手に教えていた経験があり、
しかも爆発的に生徒数を増やしていたという、
子供たちの心を掴むプロ!
年代別、対象別のセミナーにも対応可能ですし、
いつもベタなギャグを連発するのですが、
これがまた、毎回、不思議とウケているのです(笑)。
一人一人のお子様に、ピアノのアクションに触れてもらいます。
ピアノの中を知ることは、演奏する上で大きなプラスになります。
ヨーロッパの音楽大学では、ピアノ構造論は必須科目になっているほど
大事なことなのです。
本来ならば2〜3時間はほしいところ、
小学生向けのため、1時間20分ほどで終了!
数日後、子どもたちから届いた可愛いお手紙を、
横山は大変嬉しそうに読んでおりました。
横山にとっては、こういう手紙が何よりのご褒美だそうで、
「やってよかった〜〜!」と、幸せで心が満たされるそうです。
今回も大変好評だったようで、
『次回はピアノの指導者向けのピアノ構造セミナーもお願いします!!』
ということになったようです。
これもまた、とくに大々的には宣伝しない予定の、
裏メニューイベントになりそうです。
仲間内だけで学びたい方は意外にも多いようです。
ピアノサークルのイベントとして、
個人のピアノ教室の課外授業として、
ピアノ仲間の集まりとして、
ちょくちょく頼まれる、ピアノ構造セミナー。
お話好きな横山は、いつも心から楽しみ、喜んで、
プチ開催させて頂いております。
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こんばんは!tsukusanです
調律の時の話になりますが、ピアノのパネルを開けたらお客様が一言
「鋼の森ってこういうことなんですね〜」
tsukusan「・・・?」
というやりとりが何ヶ月か前にありました
今思えばまだニュースになるほど有名になる前によくこの本を見つけたなと思います
今や本屋大賞を受賞してから2か月ほど経ちまして、羊と鋼の森を読まれたお客様から色々お話を伺うのですが、tsukusan 、実はまだ読んでません
早く読まなければと思っているのですが、この電子書籍の時代に早く文庫で出ないかなぁなんて思っている今日この頃です
「羊と鋼の森」は調律師さんが主人公の物語で、新人調律師さんがピアノを通じて
出会った人々から色々なことを学んでいくといった話らしいです
ざっくりとした説明ですみません
タイトルの羊はハンマーフェルトのことですね
ちなみに昔のピアノには羊毛ではなく動物の皮が使われていたりもしたんですよ
鋼の森はピアノの弦の事を言っているんだと思うのですが、森と表現しているところから、おそらくGPよりはUPの方が見た感じしっくりきますし、ということはおそらく新人さんか若い調律師さんの話なのかなと予想はしていました
「弦って鋼なんですか?」と聞かれるのですが、ミュージックワイヤーといわれる高炭素鋼になります
よくホームセンターにもピアノ線というものが売られていますが、それとは全くの別物になります
「ピアノにはピアノ線が張られています」と言っても間違いではないのですが、
正確には「ピアノ線の中のミュージックワイヤーという種類」となります
野菜でいうところの緑黄色野菜がピアノ線で、ミュージックワイヤーは〜産の自然栽培の人参って感じでしょうか
・・例えが微妙ですみません
弦が切れたからといって、ホームセンター買ったピアノ線を張っても音は出ないのでお気を付けください
「羊と鋼の森」
いつになるかはわかりませんが、読んだら感想書きますね
tsukusan でした
昨日はリシュモア音楽教室の子どもの生徒さんの発表会がありました
子どもの発表会も数えること17回目
今回は初めての会場、戸塚区民文化センターさくらプラザホールでの開催になりました
ピアノはもちろんスタインウェイです
ロビーにはアーティストのサインがずらり
ホール以外にもたくさんの音楽用スペースがあり、みんなが音楽を楽しんでいる雰囲気がとてもいいですね
ピアノクリニックヨコヤマのイベントでも、使用したいホールです
さて、今日は約70人のピアノとヴァイオリンの生徒さんが日頃の成果を披露してくれました
みんなすごく上達していてビックリしましたし(いつの間にこんなに弾けるようになったの!?と
思わず聞いてしまった生徒さんもいました)、
初めての発表会の生徒さんも、初めてとは思えないほどの演奏を聴かせてくれました
また、ヴァイオリンの伴奏や連弾などで参加されたご家族の方の
すごく緊張した面持ちが会場の雰囲気をより暖かいものにしてくださいました
大人になると子どもの何倍も緊張するんですね
tsukusanも大人の発表会に出ているのでよくわかります
お子さんは体が震えませんもんね
お子さんたちの演奏を聴いた感想としては、
1人1人の演奏がけっして型にはまることなく、
同じ先生の生徒さんでも良い意味でそれぞれが違うといいますか、
音色や表現などもそれぞれの個性が良いように伸びている、そんな印象でした
これも先生方が1人1人の生徒さんに合わせてレッスンをしてくださっているおかげですね
普段聴けないお友達や年上のお兄さんお姉さんの演奏も良い刺激になったのではないかと思います
あんな曲弾けたらいいなとなって頂けたら大変嬉しいです
発表会の後に、「あのお兄さんが弾いてた曲弾きたい」って言われたら、
レベル関係なく楽譜を買ってあげるのをオススメします
弾けなくても楽譜を見ながらその曲を聴くのが好きになったり、
やる気スイッチ的なものが押されるかもですよ
また講師演奏の後の「すげ〜っ!(◎_◎;)」といった感動も忘れず、
日々音楽を楽しんでいってくれたらなと思っています
来年の発表会も楽しみです
さあtsukusanも冬にあるリシュモア音楽教室大人の発表会に向けて頑張りますよ
・・・とりあえず何を弾こうかな
tsukusanでした